セラピストが抱く概念の違い
今,新しいクラス開始に向けて,CBTのテキストを見直しています。今日もスタッフと相談していて,いくつかの大切なことに気づきました。
今日最も驚いたのは言葉の使い方・概念の違いでした。
CBTを専門として面接数を重ねているグループと,CBTも他の療法もするグループでは同じ言葉を使っていても定義や概念が随分異なるんですね。
今日は「アセスメント」の言葉の概念をすり合わせていて,その場のスタッフがしばし呆然としてしまうくらい言葉の概念が異なっていて驚きました。そこまでの違いがあるとはスタッフ間でも気づいていなかったのですよ。
また当然のことですが,CBTと他の心理療法では時間の感覚も進め方も違います。
漠然と違うとは感じていたのですが,しっかり話し合ってみると,これが想像以上に違うんですね。みんなCBTはするのだから,なんとなく似たような概念でセラピーを行っているものと,それぞれが勝手に思い込んでいたようです。 何事もスタッフ間でもきちんと言葉にして,しっかり検討しないといけないな,と改めて思った出来事でした。
Toi TOi TOI